太陽と地球と体内時計

地球が自転し、昼と夜を作り出すリズム。地球が太陽の周りを一周し、四季を作り出すリズム。こうした太陽と地球のリズムは、地球に生命が誕生する以前から、繰り返されてきました。地球上の生命は、こうしたリズムに同調する事で、生きる術を獲得してきました。

例えば、獲物や食糧が無くなる厳しい冬。この冬に備えて食糧を備蓄し、冬を生き抜く術としました。例えば、人の100万倍もの臭覚能力を持つという犬の家畜化。これにより夜間の野獣の接近を事前に知る事ができるようになり、安全に眠る事が出来る様になりました。。私達人間は、この昼と夜を刻むリズムの中で、生活や文化を築き上げてきました。

そして生活や文化だけでなく、生物学的に、太陽と地球のリズムと同調する仕組みがある事が科学的に証明されています。体内時計という、脳の親時計と、体中の細胞の子時計が、太陽と地球のリズムと時間合わせをする仕組みです。

私達の時計の時間は、イギリスのグリニッジ時計台や明石の日本標準時間を基準にしています。体内時計も少しは似ています。太陽の光の明暗を基準にして、脳内の親時計から体細胞の子時計へと時間合わせが行われ、健康を維持します。各臓器、各細胞がそれぞれに時計を持ち、時計が合っている時、体調は良くなります。

時間が合わないとどうなるのでしょう?社会生活は時間を基準に維持されています。例えば、新幹線や飛行機の時間が狂うと予定はめちゃくちゃになります。同じように、体内時計が狂うと一大事です。

例えば時差ボケ。経験した方は分かると思いますが、シャッキとする必要があるのに、眠くてどうしようもない。もしくは、すぐに寝る必要があるのに目が覚めてしょうがない。時差ボケは短期で解決しますが、長期的に体内時計が狂うとホルモンの働きに異常が生じ、肥満、糖尿病、癌などなどのリスクを高めてしまう事が分かってきています。広範囲の心と体の病気の原因が、体内時計の乱れが起因する事が分かってきました。

体内時計の発見により、朝、昼、夜のリズムが、体のリズムと直接的に結びついている事がはっきりしてきました。これは、地球の自転と公転による光と闇のリズムが、生命の発生と進化に大きな影響を与えてきた証拠でもあります。この惑星規模のリズムに順応し、体内にコピーした種は進化し、繁栄しました。逆に、順応できなかった種は滅びた事を示します

体内時計の知識とは、太陽、地球、月等がもたらす、光と闇のリズムを味方にする方法です。この惑星がもたらすリズムを、生きる活力に変え、健康で健全な心と体を手に入れる方法です。

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