不思議なレム睡眠

睡眠の1/4はREM睡眠です。そしてこのREM睡眠は不思議です。不思議さを少しでも感じて頂ければ幸いです。

レム睡眠のレム(REM)は、「Rapid Eye Movement」の頭文字です。日本語に訳すと、「急速眼球運動」です。毎晩寝ている間に、眼が素早く動いているなんて、何か信じられない気分です。しかし、少しだけ、このレム睡眠を目撃しています。

高校の修学旅行中でした。夜は中々寝る事はできないですよね。布団をひいた寝室で、クラスメートの半数は寝て、半数は起きて話をしていました。枕元の明りはつけていました。私の隣は、スヤスヤ寝るH君。眼が大きいハンサムな男子です。私達が話し込んでいる時に、H君の眼が開いてくるではありませんか、

私は最初、私達の声がうるさいので、起きたのかと思いました。しかし、眼の焦点がどこにも合っていない感じから、寝ている事が分かりました。そして、眼がゆったりと動きはじめるのです。これには、そこにいた全員が不気味さを感じました。見てはいけないものを見た感じがして、枕元の明りを消して、全員静かに寝ました。

翌朝、H君との挨拶はぎこちなかったと記憶しています。多分、H君の眼球が大きい事が原因で、眼を開いたと考えますが、眼球が動き始めたのは「ギョ!」としました。しかし、H君だけではなく、睡眠中の眼球運動は私達、全ての人間の習性です。でも何故、眼球運動が起きるのでしょう。

そんな疑問から睡眠関連の本を読んだのですが、まだ科学的には答えが出ていないようです。ただ、有力な仮説の一つが、「眼が動く事で夢が生じる」というものです(01)。夢とは睡眠中の脳内の映像です。この脳内映像を生み出すため、眼を動かす事で、脳内の視神経を活性化させていると言うのです。

脳と眼は直接的に繋がっています。激しく眼を動かすと、確かに、ひたい部分に動きの振動というか余韻が生じる感じもします。眼が脳の一部だと仮に考えれば、眼は脳の可動部分と言えます。「眼が動く事で夢が生じる」という考え方は、まだ仮説の域を出ていないようですが、面白い考え方だと思います。。

「REM睡眠中に脳は活発に活動している(02)」「難しい問題を考える以上に脳は活動している(02)」と言います。私は昼間、それほど難しい事を考えませんので、レム睡眠時の方が脳の活動は活発かもしれません。脳を活発に使う大きな理由の一つは、夢を見るためです。しかし、何故、何のために、そこまで脳を使うのでしょう?

この答は様々です。研究者の数だけ答えがあるようです。この記事では、「眠りをめぐるミステリー」という本の抜粋をご紹介します。

「夢はレム睡眠中の脳内の情報整理がイメージとして現れたものである。感情に伴う記憶の整理など精神機能を保つための作業を垣間見ている、という点では、私達の脳のメンテナンスに関わるものである。(3)」

レム睡眠や夢は、ストレスや感情を整理して、前向きに生きるためのサポートなんですね。夢にもレム睡眠にも、感謝したくなってきました。ありがとう!!

(01) 眠りと夢のメカニズム P46
(02) 睡眠の科学 P55
(03) 眠りをめぐるミステリー P110

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